序

２００３年３月４日（月）の毎読新聞より

３日（日）未明、群馬県太田市飯山町、無職高山彦三郎さん（７７）方に強盗目的で何者かが押し入り、居合わせた高山さん及び妻の良子さん（７４）を殺害した模様。室内には争った形跡があり高山さん夫妻からは刃物で刺されたような傷跡が確認されている。強盗目的の殺人事件とみて只今警察が捜査中である。



３月５日（火）の毎読新聞より

３日未明に起きた太田市高山さん夫婦殺害事件において伊勢崎市無職国定徹容疑者（３７）を伊勢崎市内のパチンコ店にて緊急逮捕。現在身柄を太田署に移し事件との関連を取り調べている。



３月１８日（月）の毎読新聞より

県警は１８日、伊勢崎市犬井町無職国定徹（３７）容疑者を太田市飯山の高山彦三郎・良子夫婦殺害の容疑で起訴。国定容疑者は起訴事実を概ねで認めているとのこと。
発表によると国定容疑者は３月３日未明、太田市飯山町の高山彦三郎さん方に強盗目的で押し入り、「何をしてる、やめろ、出ていけ」などと家人に騒がれたため二人を殺害し、その後現金３０万円を仏壇から盗み逃走した疑い。現場からは容疑者の指紋がついた刃渡り３０センチの文化包丁が見つかっており、また容疑者の自宅アパートのベランダからは被害者のものと思われる血痕のついた黒色のコートが見つかっている。尚、国定被告は１９９９年に窃盗の疑いで逮捕され実刑判決を受け、刑期を終え２００２年４月に出所したばかりであった。